家庭でできる紙作り

               水をきれいにする水草と牛乳パックを用いて「ためすき」方法で
                     ハガキの大きさの紙を作る!! 

〈用意する道具〉
・木づち又は金づち
・ハサミ
・ミキサー
・バット(食器洗い桶でも良いです)
・すき枠
・木綿布
・タオル
・新聞紙
・はかり(台所用ハカリ)
・水
・フードプロセッサー(別になくても良いです)

準備する材料
・シュロガヤツリ(又はパピルス等の水草)
・牛乳パック

 手順その1 (水草チップの製造をする)
水草の葉とはさやを取り除きくきだけにします。
 ホテイアオイ等の水草は根以外を全部使います。
・水草のくきを適当な大きさに切り、木づち等でたたきます。
・割りほぐれた繊維をできる限り細かく引きさきます。
 ハサミで長さ1cm位に切断してチップとします。
(フードプロセッサーがあれば、この後さらに
細かく粉砕します)

 手順その2 〈パルプ化〉
・その1の工程で作ったチップと水を入れて
 ミキサーで8分間程度粉砕した後
 1mmメッシュのザル等で水洗いして、パルプにします。

 手順その3 〈牛乳パックからパルプを取り出す〉
・牛乳パックを切り開いて、1週間程度
 水につけておきます。(このとき、牛乳パックが
 浮き上がらないように重しをすればさらに良くなります〉
 印刷部分と内側のラミネートをはがします。
・ラミネートをはがした牛乳パックを手でできるだけ
 細かくちぎります。水を入れてミキサーに
 4分程度かけて、パルプにします。

 手順その4 〈紙をすく〉
・ハガキ1枚につき、手でしぼった程度の
 シュロガヤツリのパルプ2gと牛乳パックのパルプ8gと500ccの
 水をミキサーに入れて、2分間かくはんさせて、
 パルプ水を作る。
・バットにすき枠の金あみがつかる程度に
 水を張り、金あみの下に気泡がはいらにいように
 すき枠をしずめます。
・すき枠の中に用意したパルプ水を注ぎます。
・すき枠の中でパルプが1定の暑さに落ちついたら
 バットからすき枠を静かに引き上げて水を切ります。

 手順その5 〈脱水・乾燥〉
・すき枠から金あみとパルプを取り出します。
 新聞紙を広げて木綿布をしきその上に金あみを
 表にして静かに伏せます。
(この時パルプは金あみに張りつけたなっています)
・金あみの上にタオルをのせます。パルプに含まれている
 水分をタオルにしみこませます。
・金あみをはがし、木綿布ごと静かに持ち上げ、
 ガラス板等の平こつな面に張り付けて自然乾燥させます。


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