※この話はフィクションですよ。

 ある町で高速道路を造ることになりました。町長さんは大いに喜びました。町の住民さんもこの話はとてもいいことだと喜びました。ところが、その町に住むおじいちゃん、おばあちゃんたちはそれに反対をしました。
 ある日、老人会で一人のおじいちゃんがこう言いました。
「高速道路を造るのは絶対に反対じゃ。何せ、あそこには古墳があるのだからのぉ。今時の若いもんは知ってるんかのぉ?心配じゃ〜〜〜〜。あの古墳のことは知っている?」
「そうそう、あの古墳はとって〜〜も昔からあるのに、今時のもんはすぐに、自分たちのためだの、どうだので、何にも考えずにやってしまっている・・・・悪いくせじゃ・・・・わしらもだいぶ生きておるがこんなことは初めてじゃ。少しは残してくれてもいいんじゃが・・・・」
おばあちゃんも続けていいました。それに、他のおじいちゃんが、
「温故知新という言葉をしらんかいのぉ。古きを訪ねて新しきを知るということじゃ。今の時代にはぴったりじゃ。だいたい、わしらにはこういうことが反対ができんのじゃが・・・・どうしたらいいものか・・・」
と言いました。すると、←このおばあちゃんが、良い考えがある、と言ってみんなにこっそりと言いました。

 それから1ヶ月が過ぎて、また老人会は開かれました。しかし、少し様子が違っていました。なんと、若い人たちが集まっていたのです。
「何で老人会なんかに、こんなに若い人たちが出ないといけないの?もう老人って事?最悪〜〜〜。」
若い人たちは、それぞれに文句を言ったりしていました。すると、リーダー的のおじいちゃん←この人が、
「皆のもの、よーく聞け〜〜〜。来年からこの町に造られる高速道路。今は亡き先祖たちが、あの高速道路が造られるあの山に古墳を造られた事は皆の者は知っているかのぉ。あの古墳には、とて〜〜〜もおえらい人が埋葬されていると聞いている。どうしたらあれを守れるであろうか?それを守ることがわしらの願いじゃ〜〜〜〜〜。」
と大声で、みんなに聞こえるように話しました。中には、泣いているおばあちゃんもいました。しかし、若い人たちはそんなものはどうでもいいと言いました。
 それから、1ヶ月が過ぎました。