加茂町の銅鐸は、岩倉遺跡(加茂町岩倉)で、見つかりました。

          
加茂町岩倉遺跡は、農道の工事中に偶然に発見された。
平成8年10月14日の朝、作業をする人が前日まで作業していた場所に来てみると、土の中からポリバケツの
ようなものが、のぞいているのを目にした。
不思議に思い周囲をみると、同じようなものが、いくつか転がっていた。
それは、まぎれもなく弥生時代につくられた銅鐸で、その後の調査によって、その数は全部で39個であることが
わかった。
そのうち大きい銅鐸の中に、小さい銅鐸を納めた「入れ子」状態のもが15組30個あった。
銅鐸の発見された場所は、加茂町岩倉の奥の狭い谷を登った山の中で、谷底から18メートル、標高138メートル、南向きの丘綾斜面から出土している。
また、シカやトンボ、イノシシ、人の顔、ウミガメなどの絵が描かれている銅鐸が7個、つり手の真ん中に「×」印の
あるものが14個発見されている。