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■「プロジェクト志向でいこう!」(1)  2005.4月執筆


◆新米教頭奮戦中!?

4月から学校を変わりました。子どもから呼ばれるのが「若槻先生」から「教頭先生」に変わってしまいました。「教頭先生!」と言われても自分のことだとすぐに反応できない私は、順応性が弱いのかもしれない。ひょっとして潜在意識の中で、職名で呼ばれることに抵抗があるのかも…。(でも、そのうち慣れるかなあ…。)

知り合いの方からは、「昇任おめでとうございます。」と言われ、(うれしい。)という気持ちがないわけではないけれど、本人は、同じ学校に7年間ずっといたので、新しい環境での仕事や生活が新鮮で、それがうれしいという気持ちの方が強いのが、本音です。

“新任教頭”“単身赴任”新しい世界で自分がどう生かせるのか。自分自身も変わりたい!という変化を願う潜在意識がある一方で、自分の急な環境の変化の中で生じるストレスや緊張感の中で、大変だ〜!という不安感もあります。

果たして、新米教頭のこの3週間は、周りの人たちの目にはどう映ったのだろう。



◆「宇野小」はこんな学校です。

・全校児童20名。3学級。教職員9名。小規模(極小規模)の小学校です。
・築99年の木造校舎。途中で移転や改築をしてきていますが、島根県で一番古い(部分を残す)木造校舎です!
・トラック内が芝生という校庭のある学校は、県内にはほとんどありません。
・健康優良学校日本一(文科省:昭和61年)という教育実践の実績のある学校です。

周りを民家に囲まれ、小さな校舎に小さな校庭。見るからにかわいくて家族的な学校です。
まだ、こんな学校があるんだなと思える“懐かしさ”を感じる学校です。

※その校舎の写真がこちらにあります。
http://port.shimanet.ed.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=SHOPB7ActiPageP0000&f=&p=&o=307::1193::1037&r=585


◆プラス思考「自分に何ができるのか?」

「教頭として自分は何をしなくてはいけないか」を考えるのが“管理職”としては、大切なのかもしれない。でも、「何をしなくてはいけないか」を考えるより、「自分に何ができるか」って考えると楽しくなってくる。新しい学校での生活に少しずつ慣れて、様子が分かってくると、その中で自分が発揮できそうな部分が見えてくる。プラス思考でいきたい!
 
・先生たちにプロジェクト学習やポートフォリオのよさを教えてあげたい。IT活用のおもしろさを子どもたちに教えてあげたい!

・宇野小の教育実践の素晴らしさをもっとPRして、先生や子どもたちにもっと自信を持ってほしい!

・子どもたちの教育環境をよくするための教頭の役割は大きい。戦略を持って“営業”や“交渉”をしていこう!

いろいろな夢が浮かんできます。そして、その夢を実現するために具体的にどんな目標を立てたらいいか、今考えています。

そうです。今私は、テーマ設定の真っ最中。具体的なゴールを設定し、それに向けて、戦略を練る。宇野小○○プロジェクトが私の心の中で動き出しています。それも1つではなくて、いくつか並行して…。

まさしく“プロジェクト”志向!

今回から、タイトルを「プロジェクト志向でいこう!」として、新米教頭である若槻徹の奮戦記を紹介することにします。

★現在の宇野小のHPがこちらです。(昨年度作成)
http://www15.ocn.ne.jp/~unosyo/

近日中に新しくします。そして、年内にもう少し大きなものに……。
宇野小HPプロジェクトはすでにスタートしています。


 
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